日本特産の薬用植物「黄連 オウレン」取引価格について

植物工場では、常に高付加価値な作物を探しており、有力候補の一つとして薬用植物である「甘草(カンゾウ)」があります。今回は、参考情報として日本特産の薬用植物である「黄連(オウレン)」について、その取引価格に関する情報を紹介しておきます。

日本特産の薬用植物「黄連 オウレン」取引価格について

 

日本特産の薬用植物「黄連(オウレン)」について

黄連(オウレン, Coptis japonica)は、キンポウゲ科オウレン属。日本特産の薬用植物であり、根茎は漢方薬として利用。甘草(カンゾウ)の場合、主要成分は「グリチルリチン」だったが、黄連(オウレン)は「ベルベリン」という成分が含まれています。

  • 黄連の1kgあたりの取引価格(乾燥重量)は、S52年@2万8千円、S56年頃から価格が下落し、1987年~1990年には「5,000円」前後まで下落した。

 

  • 2018年現在、黄連(オウレン)の取引価格は「1万3,000円」前後を維持しており、甘草(カンゾウ)と同様に、海外(特に中国)からの輸入に押されて、国内での生産は縮小傾向となっている。日本では、小規模・家族経営にて栽培しているため、高齢化が進み、国内生産量が伸びるような気配がない。

関連記事

 

写真: https://www.researchgate.net/figure/Coptis-chinensis-A-plants-B-dried-rhizome-Rhizoma-Coptidis-C-carpels_fig7_299650918 [accessed 23 Apr, 2020]より

 


水耕資材の販売|肥料 培地 種子